1歳を過ぎて手や指先を上手に使えるようになると、子供がいろいろな手の動きを習得したい時期に入ります。
「押す」という動きもその一つです。
例えば、エレベーターのボタンや電気のボタンを押したがる。おもちゃをどこかの隙間に押し込む。というような“イタズラ”をしだしたらチャンスです!
我が家では「押す」遊びの発展形として、息子が2歳になったころに「野菜スタンプ」をしてみたら大ハマリ。ちょうどおままごとに興味を持ち、ハマりだした時期とも重なったので、相乗効果抜群でした。
そこで今回は、我が家で実践した野菜スタンプの遊びと効果的に非認知能力を高めるポイントをご紹介します。
●子供が手のひらや指を使って何かを押し込む遊びにはまりだした
●野菜に興味を持ち出した
●雨の日のおうち遊びを充実させたい
目次
まずは絵本で野菜スタンプへの興味を
絵本でもやさいスタンプがテーマの本があるので、我が家では先に絵本で野菜スタンプへの興味を持ってもらいました。
最初は絵本を不思議そうに見ていましたが、だんだんと冷蔵庫の野菜と同じだと気づきだした様子。そんな頃に野菜スタンプを作ってみたら「これと同じだ!」と絵本と見比べて楽しそうでした。
絵本とリアルの体験を通して理解が深まるので、まずは絵本から入ることをおすすめします♪
「やさいペタペタかくれんぼ」
「もういいかい?」「まーだだよ」のかくれんぼの掛け声に合わせて展開していくストーリー。リズムがあると小さい子でも飽きずに楽しめますよ♪
野菜をどんな風に切るとどんな断面になるのか、さらにそれを使って絵が完成される構成なので想像力も膨らみます。
絵本と同じように野菜を切って、スタンプしてというのをやってみたら、同じ!同じ!と息子は大喜びでした!!
「やさいのおなか」
こちらは野菜を横に切ったときの断面が描かれています。最初は白黒、ページをめくるとカラーになり、まためくると野菜の絵になっている展開なので、これは何のお野菜かな?と言いながら少しずつ正解が明らかになっていくのが楽しいです。
絵本で見て、実際の野菜でやってみて….としたことで野菜の名前の理解が早かったように思います。おすすめです!
「やさいでぺったん」
こちらの絵本は、たまねぎやにんじんの皮など野菜の切れはしをスタンプにして遊ぶ様子が描かれた絵本です。対象年齢4歳からとありますが、ビジュアルで楽しむ分には2歳でも問題なさそうです。
息子は料理中ににんじんの皮を見せてあげるとこの絵本を取り出して、真剣に見比べたりもしています。
野菜スタンプをつくってみよう
絵本で野菜スタンプに興味を持ったところで、実際に野菜を使ってやってみます。
野菜は切るところから見せてあげるとベター。もちろん安全には十分注意してくださいね!
野菜スタンプの作り方
その名の通り野菜そのものをハンコとして使います。
1.野菜は掴みやすい大きさ、厚さに切ります。同じ野菜でも縦に切ったり横に切ったりすると面白いですよ♪
2.断面に絵の具を塗って、紙に押すだけ!
好きな野菜を用意してやってみてくださいね♪
用意するもの
数種類の野菜
用意する野菜はなんでもOKですが、普段よく食べるなど親しみがある野菜だと、より興味を持てると思います。
あえて子供が苦手な野菜を用意するのもおすすめ。遊びの中で興味を持つと、チャレンジする気持ちがでてくるかもしれませんね。
絵の具
野菜の断面を楽しむので、色はたくさん用意しなくても大丈夫。
ですが、野菜と同じ色で押すと同時に色の勉強にもなるので、野菜に合わせて使いわけるのも楽しいです!
100円ショップでも売っていますが、初めての絵の具で心配な方には下記の2点がおすすめ。
どちらもパッチテスト済みの商品です。
▼ターナー色彩 てのひらおえかきセット
▼ターナー てのひらえのぐ しろくまくん3色セット
▼クレヨラ 水で落とせるキッズ絵の具6色セット
紙
チラシの裏紙や100円ショップで売っているスケッチブックなど、なんでもOK!模造紙など大判のものを用意しても楽しいですよ♪
実際にやってみた
▲今回は冷蔵庫にあった、にんじん、玉ねぎ、ナスのヘタ、オクラ、ゴーヤを使ってやってみました。
用意した絵の具は、クレヨラ 水でおとせるキッズ絵の具 6色セット (クラシックカラー) の赤とオレンジと緑、それから100円ショップで買ったスケッチブックです。
▲ジャジャーン!なかなかうまくいきました♪
息子はオクラの星型とゴーヤのごつごつした部分が気に入ったようでした^^
料理や食事の時に野菜の話をしてみよう
先日食事の時に、
「これはオクラだよ。この前スタンプぺったん楽しかったね!お星さまの形で可愛かったね!」
と声をかけてみたところ真剣な顔でオクラを見つめ、キラキラした笑顔で「うん!!」と返事が返ってきました。
野菜一つとっても、ただ料理して食べるだけでなく、遊びを通して学べることはたくさんあります。
いろいろなアプローチをすることで子供の記憶に残りやすく、多角的な視点でとらえられるようになるので非認知能力アップに繋がりますよ。
1歳2歳におススメとしましたが、おそらく3歳以降はまた違った視点の発見があって面白いはず。
だって30代の私もとっても面白かったですから!笑
ぜひ親子で楽しんでくださいね♪