子育ての教養

非認知能力を伸ばすことが重要なわけ

なぜ非認知能力を伸ばすことが重要なのか。

ジェームズ・ヘックマン教授の研究を紐解いていきます。

●非認知能力を伸ばすことの重要性を知りたい方
●非認知能力研究の簡単な概要を知りたい方

非認知能力の研究からわかったこと

非認知能力を提唱したジェームズ・ヘックマン教授の研究では以下のことを明らかにしています。

●幼児教育、とりわけ未就学期の教育が子供の人格形成や職業選択に影響がある
●乳幼児期の教育は、詰込み型の学習よりも非認知能力を伸ばすことが重要である
●非認知能力を伸ばすためには10歳までが重要である

具体的な研究結果を紐解いていきます。

未就学期の幼児教育が子供に与える影響

未就学期に幼児教育を行った子供とそうでない子供とでは次のような差があったと研究で明らかにしています。

●未就学期、幼児教育を行った子供とそうでない子供では

●前者の方が高校卒業率や平均所得が高かった
●前者の方が生活保護受給率が低かった
●前者の方が犯罪率が低かった

この結果からわかるのは、いかに幼児教育が大事かということ。未就学期の教育が学力以上にいい効果をもたらし、いい人生に導いていくことを示しています。

早期教育で重要なこと

さらに乳幼児期における早期教育で重要な点についても述べています。

●乳幼児期の早期教育では

●学力向上に努めても、一時的に成績(IQ)が伸びるだけで長期的な向上にはつながらなかった

●最も伸びたのは、学習に対する意欲・誘惑に負けない自己抑制・難しい課題に向かって達成しようとする力(=非認知能力)だった

乳幼児期には、ことばや数字を使った学力よりも、非認知能力の伸びが高いことがわかります。

非認知能力は生きていく上で重要な力

さらに、ジェームズ・ヘックマン教授の研究では、学力(IQ)よりも「非認知能力」の方が社会で生きていく上で重要な力だということも明らかにしました。

試験に向けた一時的な学習ではなく、何事にも通用する「やり抜く力」や「自制心」といった社会的情緒的能力を磨く方が社会に応用できる力として重要だということです。

非認知能力が最も伸びるのは10歳まで

あらゆる研究の結果、非認知能力が最も伸びるのは10歳までであることがわかっています。この期間に非認知能力を養い、高めることを意識して子供と接することが大切だということです。

●幼少期の教育では、詰め込み型の学習教育をするよりも、人としての資質を高めるための基礎を養う(=非認知能力を養う)ことが重要

●非認知能力を最大化するには10歳がリミット

非認知能力を伸ばすことが学力向上にも繋がる

さまざまな研究の結果、非認知能力を高めることが学力の向上に繋がることも明らかになっています。

非認知能力が高いということは下記のような特性があるということです。

・主体的に行動できる
・課題解決のための粘り強さがある
・ミスや失敗があっても過度に落ち込まない
・他者との違いを受け入れ、自己実現に向かってやり抜くことができる

こうした資質があれば、自然と学力向上に繋がるのは納得です。

「勉強ができる子」を目指すなら、非認知能力を高めることを意識

非認知能力を伸ばすことが重要なわけのまとめ

単純に勉強ができるというだけでは通用しなくなっている世の中、その傾向は今後ますます強くなっていくと予想されます。子供たちはさまざまな属性の人やテクノロジーと共存し、多様化し複雑化する社会で生きていくことになります。
そんな中でも子供が前向きに生きていく力の基礎が非認知能力です。

子供の幼児教育や早期教育をお考えの方は、非認知能力を伸ばすことを意識して選択することをおすすめします。

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